かなり前にSCEから無料配信されたホライゾンゼロドーンのレビュー
自社製品とは言え相当な売り上げのある作品を無料で配るってのは珍しい
さすがに売れているだけあって無料とは思えない大作ですな。まもなく次回作が出るのでそれも買いたくなるくらいの出来ではある



●良いところや特徴など
・戦闘
敵の攻撃力が高いかわりに索敵が甘いステルスゲー
敵は硬い装甲で覆われているのにこちらの武器は主に弓と槍。闇雲に矢を打ち込んでもろくに効き目はないので属性や弱点を突くのが重要になってくる
主人公にはフォーカスと言う透視機能が備わっていて敵の居場所や弱点がわかるようになっているのでそれを活用していくことになる
とは言え単純に敵が強いため複数体との戦闘や危険な敵は避ける危ない敵とは戦わない、と言った判断も必要になる
戦闘と言うよりは狩りと言った方が正しく、ある意味モンハン的な狩りゲーと言えなくもない
スキルがあれば獣を味方につけたり騎乗して移動手段にしたりすることもできる
獣は機械なのに自然な動物みたいな行動を取り、仲間にしたり草むらからばれないように眺めていると何だか可愛らしさがある
道中では獣や草を取って道具を作る。資源は少なすぎず多すぎずだが、店売りがやたらと高いので店には頼りきれず、適度なサバイバルも味わえる

・ストーリー
人間は原始時代のような暮らしをしているのに機械の獣が徘徊する異質な世界観が目を引く
そしてその世界を駆け回りながら自身の出生と世界の謎を解き明かしていく
機械獣は明らかにオーパーツであり、現実の現代が滅びたら未来はこうなるんじゃないかと考えさせられる面もある
人が狩られる側な世界であると考えると戦闘が厳しいことにも納得がいく


●悪いところ
・翻訳
世界観が独特で地名や部族名などの専門用語が飛び交うのに直訳のような硬い言い回しが多くて頭に入ってこない
声優の演技が良いだけに翻訳の悪さが余計に響く

・オートセーブの頻度が少なめ
ステルスゲーゆえに1戦闘に時間がかかることが多く、強敵を倒したのにセーブ忘れてて死んで戻されることがある

・高所への移動がしにくい
登り降りするための崖のでっぱりや杭がわかりにくくてスムーズに動けず、落下死もしやすい。単純に高所移動の動きも遅くてイライラする

・レベルデザインや戦闘バランスがおかしい
少し寄り道しながらメインストーリーを進めているだけなのに表記されている推奨レベルからかけ離れる
レベルが高くても難易度が劇的に落ちることはないのであまりレベルは気にしないような設計なのかもしれない
オープンワールドらしく強い敵が始めの方から出てくるが、やりようによってはその段階で倒せてしまうのでその後が代わり映えしないように見えてしまう
また、比較的早い段階で装備が揃い、敵に対する対処法を覚えてしまうとパターンにはめるだけの戦い方になりやすい。特に敵を味方に変えてしまうスキルや弾はそれだけで一方的に同士討ちをさせられるバランスブレイカー。それを見越したかのようにDLCで追加されたマップでは効かないようになっている敵ばかり


独特な世界観や戦闘だけでなく、自由度の代償にストーリーが薄くなりがちなオープンワールドとしては読み進める楽しさもある。リアルなグラフィックのゼルダBOW的な作品と感じた
バトル派もアドベンチャー派もどちらも楽しめる作品になっているが、どちらかを重視した突き抜けた物を求めてる人はやや物足りないかもしれない