クローズドナイトメア レビュー
ホラーゲームは携帯モードでやるもんじゃないだろうってことで買ったのはPS4版
どう見ても地雷臭はしたけど、実写のB級感に惹かれて購入
予想通りよろしくない出来だったので悪いところから書き連ねていきます



・ボリューム不足
オールクリアまで普通にやれば10時間前後、早ければ5時間かからないかもしれない
ルート分岐や大きな展開の変化もなく、ほとんど一本道と言っていい内容

・ホラーではなくオカルト
超常現象が物語の根幹になっており、登場人物も何が起こってもオカルトで済ませてしまうのでまったく怖さを感じない
怖がらせ方も顔がアップで出てくるようなビックリ系のパターンが多く、さながら脱出ゲームをやらされているかのよう
実写を使う関係で撮影の制約があるからか似たようなところを行ったり来たりしてずっと同じ景色を見ることになるので最初は不気味でもすぐに慣れてしまう

・謎解き
適当にその辺を調べて得た手がかりを当てはめていけば分かる程度の謎解きしかない
難しい謎を解く達成感もなければひらめきによる爽快感もなく、謎解き→次に移動のパターンが長々と続くのでただ面倒くささだけを感じる
全編に渡ってヌルい謎解きが続くが、終盤のとある謎解きだけは時間制限と手がかりなしで1発でクリアできる奴はいないだろうってくらい超高難易度のものがある
また、謎解きやルート分岐などで詰まってもヒントが一切ないのでわからないと本当に詰む可能性がある不親切仕様
自分みたいに「桃が見つからねぇ・・・」って数十分さまよったあげく、超単純な見落としだったときは脱力物

・操作性が悪い
左スティックにショートカットが配置されているのでカーソルを動かしたいのにショートカットが開いてしまうことがあって邪魔。キーコンフィグはあるのにこれは無効にできない



良かったと言えるのは今どき貴重な実写を使ったADV、しかも実写ムービーまであるってところくらい
役者は皆しっかりと演技ができる人達なので演技がヘタで萎えるってことはまったくない。シナリオがアレすぎても最後までやれるのは間違いなく役者のおかげ
俳優なのでボイスオンリーのADVパートはちょっと棒読み気味かなと思えなくはないが許容範囲
立ち絵も実写を取り込んで加工しているのでテレビの裏に手を伸ばす立ち絵など細かい表現があったりもする
あとはチャプター選択で細かい部分を指定して再開できたり、選択肢などは素直なものを選んでいけば基本的にOKなのでサクサク進んでいける点も一応評価できなくはない



ホラーゲームとしてやると間違いなく肩透かしを食らうが、キャラや設定、役者の演技などはそれなりに見れるので一応遊べなくはない。クソゲー一歩手前の駄ゲーってところ
ただ、この内容でフルプライスはさすがにありえない。普段やることのないであろう実写による製作でコストが増えたからだろうか
この手のネタバレが致命的になるゲームとしてはめずらしくシェア関連に一切の制限がかかってないようなので配信だけ見て買わないって人が多そう


適当評価:☆


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