DBD_Standard_Edition
情報見つけて前々から気になってたこのゲーム
日本非対応だからどうしようかなと思ってたけど買ってしまった
steamでゲーム買ったの久々だなー
まだドル建てで円表記なくて円高( ゚Д゚)ウマーとか言ってた時代な気がする


投稿時のプレイ時間:15時間程度
●良いところや特徴的な部分
・ゲーム内容
内容は生存者と殺人鬼の鬼ごっこ&かくれんぼ
サバイバーは一切攻撃手段がなく、ひたすら逃げるか隠れるかしながら発電機を作動させて脱出のための扉を開けて逃げる
対してキラーはそいつらを捕まえて吊るしあげて殺していく、とやることは非常にシンプル
日本語には対応してないが、操作が必要なところはボタン表示も出るので英語がほとんどわからなくてもプレイ自体には問題ないだろう
意外にフィールドが広めで1ゲームが長引きやすいが、サバイバーなら死んでもすぐ次に行けるので待ちぼうけにはならないのもありがたい

逃亡者は三人称視点、キラーは一人称視点であり、ちょうどエボルブとは真逆
この視点の差がゲーム的にうまく機能しており、足は早いが一人称で視点が狭いキラーは何の変哲もない岩や草木に隠れるだけでも平然とスルーすることもある
逆にサバイバー側は三人称視点でなまじ見えてしまっているせいで動かなければバレないのにビビって動いたせいでバレてしまうようなこともある
お互いが相手の視点になって考えて立ち回るのが重要と言うのが新しい

↓ロッカーにも隠れられるよ!バレたら即死なのでヒヤヒヤ
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・緩いCOOPプレイ
サバイバー側は四人一組ではあるが、あくまで協力者であってチームではないと言うのがポイント
それを示
すかのようにボイス・テキストなどのチャットどころかラジオやエモーションのような簡易的な伝達手段すら存在しない
マップもなければ味方がどこにいるのかすらわからないので意図的に協力しづらい方向に持っていっているのがわかる
すなわち自分が知っていることややりたいことを一切伝えられないと言うことであり、この不自由さがある意味ゲームの核になっている
ゲーム的にも最終的に自分が脱出できればOKであり、必ずしも助け合わなければいけないわけではない
ただ、協力した方が脱出しやすくなるのは間違いないので無言の意思疏通ができる人同士だと謎の一体感が味わえる
↓釣られて死にかけて助けを待つ。目の前の黄色くなってるのが味方がロッカーに隠れてるところ。
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・成長要素
プレイして貯めた金のようなものでキャラの成長が行える
少なくとも現段階では劇的に変わるようなものではない。レベルが上がるとわからんけど
ってか成長と言っても使い捨てのものが多いのであんまり成長って感じはしない


●悪いところや気になったところ
・窓枠逃げ
今作最大の問題点にしてキラーをもっとも萎えさせている要素
窓枠が複数ある場所でそれらを使ってグルグル回るだけでキラーがまったく追いつけないポイントが多数存在する
恐怖の殺人鬼が窓枠くぐってるだけの一般人におちょくられるように逃げ続けられるのはもはやギャグ
捕まらないのをいいことにキラーをいるかのように屈伸し続ける奴もいるのでストレスマッハ
これをされるだけでキラーをやりたくなくなるくらいの理不尽さがある


・吊るし張り付き
窓枠がキラーの萎え要素ならばこちらはサバイバー側の萎え要素
サバイバーを殺すには「フックに吊り下げる→その後死ぬまで時間経過」と言う手順が必要で、このときフックの前でキラーが待ち続ける行為
サバイバーは能動的にキラーを退ける手段がないのでこれをされると打つ手がない
現状では吊るしたら張り付きがセオリーになっているので最初から見捨てて自分の生存のために動く方が良い結果になりやすく、ゲームプレイの幅を狭めている
ただこちらは窓枠と違って、吊るし待ちしていると思わせて他のサバイバーを捕まえにいく・見捨てると見せかけてこっそり近づいて助ける・一人が囮になってその間に他の人が助ける、などの読み合い要素にもなっているのであまり問題ってほどではない


・ランクがまったく機能してない
ランクと言うものがあり、20から始まって勝っていくと1まで下がっていき、それを基準にマッチングされる仕組みになっている
……なのだが始めたばかりで自分がランク20なのにランク1桁のプレイヤーと当たったり、ランク20なのにスキルが埋まってる人もいたりとそのランク要素がまったく機能していない
理由としては勝ったときと負けたときのポイント変動が激しすぎて少し負けるだけでまったくランクが上がらない→ランクが高いプレイヤーがいないので高ランクのプレイヤーが低ランクの中に混ざってくる、と言う形になってしまっていると思われる
普通にやっていたらどうやっても18くらいが天井かな?
少なくとも自分が数時間やった程度では1ランクすら上がらなかった
切断するとランクが下がらないらしい?のでそれ以上の高ランクは間違いなく切断プレイヤー
もしくはPTで組んで談合してたり裏でボイチャ使ってるような輩
ある意味ランクシステムが不正をしてでも上げたがる必死なプレイヤーを晒すような機能になっている

また、ランクとは別にレベルと言うものもあり、こちらはキャラの成長を示すものでこれが上がると付けられるPERKが増えたり強力になる
それだけならば成長要素として別に問題ないのだが、このレベルがマッチングでは一切考慮されてないようでキャラ性能が大きくあるプレイヤーが平然とマッチしてしまう


・キラーが割に合わなさすぎる
窓枠を抜きにしても全体的にキラーが不利にもかかわらず、もらえるポイントの差があまりにも大きすぎる
サバイバーなら脱出さえすれば10000↑なのに対してキラーは全滅させてやっと10000ちょいくらい
サバイバーは運悪く早死してもすぐ次に行けるが、キラーはそうもいかないので効率も悪い
サバイバーで稼いだ金でもキラーに注ぎ込むことができるのもあって本格的にキラーをやる意味がなくなっている
俺はキラーの達人だから皆殺しにしてガッポリ稼ぐぜ!ってことすらないのでますますキラーをやる人がいなくなる


・キラーのキャラ差
3体しかいないキラーが1強1中1弱とキッパリと分かれてしまっている
ステルスが便利すぎて勝ち狙いならほぼこれ一択
トラップはハマれば強いものの罠設置にセンスが求められるので上級者向け
チェーンソーはあまりにも弱すぎる。爆音鳴らしながらチャージして制御できない突進とかどう使えと


・試合の引き延ばし
キラーは全員殺す以外でゲームを終わらせる手段がない
ただ試合時間が長いだけならまだしも、サバイバー側に余裕があるとポイント稼ぎのために脱出できるのに逃げまわったり脱出口で待ち続けたりするプレイヤーがいるのが問題
そういう余裕があるときはだいたい一方的な展開になっているのでキラー側が萎えるだけの要素にしかなっていない
時間制限を付ければいいのにそれすらない。サバイバーが引き延ばすだけ茶番に付き合わなければいけない
サバイバー側もダウンからの自力での復帰手段がないのに全員ダウンしても試合が終わらないのが謎


・マッチが遅い
このゲームはキラー側がホストになって部屋を建てるようになっている
とまぁここまでのを見ればわかるかもしれないけど、キラー大幅不利=積極的にキラーをやりたがる人がいない=部屋が足りてないと言う悪循環が早くも起こっている
また、人の出入りもやたらと激しく、入ったと思ったらすぐ出ていく人がかなりの数いる
上で書いたようにランクはまったく機能していないのでそれ見て決める理由にはならないし、そもそも他プレイヤーのレベルくらいしか見えないのになぜこんなに出入りするのかが本当に謎すぎる
一説にはフレンドと一緒にやる手段がないので入退室を繰り返して組もうとしているプレイヤーがいるからではないかと言われてる
まぁそういう奴らは高ランクがまとめて入ってきたと思ったら皆抜けていくってパターンが多いのでわかりやすいんだけど


・ラグいときが多い
ワープしまくりでまともに移動できないくらいラグいときがある
4~5戦に1回くらい起こるのでわりと頻度は多い


●総評・感想
ゲームとしてはおもしろいんだよね
殺人鬼から逃げるゲームなので難しいかと思いきや、COOPゲーでありながら不自由さ満載だったり緩い連携だったりでノリが軽くて気楽にできる
ゲームとしてはシンプルすぎる部分もあるがそのおかげで敷居か低くて誰でもできるって良い部分もある
勝敗の概念が希薄なのもあって全力で味方を助けにいくバカプレイする方がおもしろかったりする

……とまぁこれらは全部サバイバー側の話なんですけどね
キラー側はマジでどうしようもない。もはやキラーやることそのものがポランティアみたいになってる
4vs1ってのはやっぱりバランス取るのが難しいんだろうけどさすがにこれはなぁ
少しテストプレイすればわかりそうなものなんだけどどうしてこうなったのやら

現状ではとてもじゃないが勧められたもんではないが、値段は2000円と安いし、たとえ合わなくてとそんな大きな損にはならないので気になるならレッツプレイ
ってかこの状態が続いたら間違いなく過疎るのでやるなら今しかない!

適当評価:☆☆☆


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