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エイリアンアイソレーション購入
映画はファンってほどでもないけど結構好きな部類なので買ってみた


●良いところ
・雰囲気が良い
映画1の15年後の設定で閉鎖された宇宙船から逃げるホラー路線
宇宙船や小物などもエイリアン1に近い雰囲気をしっかり残している
エイリアンの強さも原作に忠実
火以外のあらゆる攻撃がきかず、一度バレたら逃げることすら許されない
死亡時の演出も凝っていて、エイリアンの顔や手がアップになりキャーとなって終わる映画的演出も見逃せない
kugpy

・エイリアンとのかくれんぼ
凶悪で倒すことの出来ないエイリアンから逃げる手段とし」「てやはり隠れることがメインになる
整体探知機で場所を探りつつ、ロッカーや机の下に隠れたり、アイテムを使って遠ざけたり
一見難しそうに見えるが全体的に敵の探知範囲が狭いのでそこまで一方的に見つかることはなかったりする
そして、そのおかげで目の前をエイリアンが歩いて行くと言う映画顔負けの恐怖感を味わえる
主観視点での没入感と美麗なグラフィックが相まって臨場感は映画以上とも言える
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探知機の存在も緊張感を高める良いデバイスになっている
場所がわかるのだからヌルゲーになるどころか、「見えないのに何かいる」と言うエイリアンの恐怖感をうまく引き出している
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●悪いところ
・死にゲー
エイリアンは基本的に触られたら即死
よくあるQTEでの死亡回避と言うのもなく問答無用で死ぬ
エイリアンだけでなく人間やアンドロイドの攻撃でも4発ほどで死ぬので基本的にもろい
更に問題なのが突然エイリアンにダクトに引きずり込まれて死亡と言うトラップ的なもの
これがとにかく気付きづらく、眼前にエイリアンがいないと安心していると唐突に引き込まれて死亡し、イライラゲーを助長させる
また、ある程度動きのパターンはあるものの毎回変わるので覚えて楽々クリアともいかず、とにかく死んで試行錯誤していくしかない
火炎放射器が手に入ると追い払うことはできるのでエイリアン単体ではそうでもないのだが、それが手に入る頃になるとアンドロイドと同時に出てくることが大半なのでそう楽にはいかない
アンドロイドを排除しようにも戦闘を始めると音を聞きつけてエイリアンがかけつけて死ぬのでヘタに手を出すことも出来ない
エイリアンとアンドロイドがお互いに攻撃し合わないのも理不尽さを強調させる(人間は攻撃してくれるのでまだマシなんだけど)
また、即死関連は難易度を最低にしても変わらないので難易度を落としてもあまりプレイ感に変わりもない(エイリアンの出現頻度や被ダメは下がる)
日本版では初期からあるvery easyが海外ではアプデ追加だったらしいのでやはり海外ユーザーでも難しかったのではないかと

・セーブ
よくあるオートセーブではなく手動セーブ制
セーブポイントはそれなりにあるのでこれ自体はそんな問題はないのだが、一つでもスルーすると死んだときにかなり戻されてしまう
死にゲーなのもあって戻し作業も多いのだが、行動パターンが可変かつ走ればエイリアンの餌食なのでゆっくり進まざるをえず非常にめんどくさい
暗くて広めの船内なのでセーブポイント自体が若干見つけづらいのもある

・アイテムの利用価値の低さ
素材を集めてそれを使って煙幕弾や閃光弾などのアイテムを製作できるのだが……
どのアイテムを使用しても音が出るのでエイリアンを引きつけてしまう
目の前の人間やアンドロイドを排除したいのに使った途端エイリアンがこんにちはしてくるのではどうしようもない
肝心の効果も使う必要性があるのか疑問が残る程度の性能しかなく、追い払うなら火炎放射、引きつけるなら発煙筒で事足りるのでメディキットやノイズくらいにしか利用価値を見出だせない
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また、素材アイテムが見づらくて拾うのが面倒なのに加えて製作画面が微妙に不便で連続で作りづらい、なのに作ってもすぐ死んでやり直しなのでセーブポイント前以外では作る気も起きない

●総評
確かにホラーゲームとしてエイリアンらしさは抜群だが……ゲームとしておもしろいかは別問題
最初の方はビビりながら進むことへの楽しさがあるがそのうち死に飽きて面倒くささが上回ってくる
しかも緊張感が持続するのでとにかく疲れる
映画的に言えばエイリアンが出てきそうなあの間が延々続くと考えればだいたいわかるはず
難易度を下げても面倒くささは下がらないのもあって自分はエピソード10あたりでギブアップ

ゲーム的な部分は置いとくとして原作再現と言う点ではまったくもって正しいゲームになっているのが困りどころ
グラフィックは映画にも劣らないくらいなので、それこそ「プレイする映画」って感覚でやるのが正しい認識かと
映画本編は2がドンパチ映画、3以降はお察しな現状だと閉鎖された宇宙船からの脱出って言う古典的な内容はシリーズファンにはたまらないかもしれない
絶対に倒せない敵からロッカーや机の下に隠れてやり過ごすゲーム性はクロックタワーシリーズに近いものがあるのでその手のゲームが好きな人にも合うかも

適当評価:☆☆

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